Los Angeles County Museum of Art (LACMA)
別館「心遠館」で日本美術に出会う
LACMAが世界に誇るもうひとつの展示は、日本美術のコレクションです。施設内にはPavilion for Japanese Artがあり、ここに縄文式土器から江戸美術までが展示されています。「心遠館」の愛称で親しまれるこの別館は、建物自体も非常にユニーク。障子を配した窓から差し込む光が柔らかく、館内はまるで別世界。1階にある根付のコレクションも必見。小さなアートから、江戸の人々のお洒落心と職人魂が伝わってきます。
94年にオープンしたLACMA ウエストにもぜひ足を伸ばしてください。1ブロック先にある古いデパートを改装して作られたこの別館の1階には、ラテンアメリカの現代美術が展示されています。映画化され脚光を浴びたフリーダ・カーロの作品をはじめ、ディエゴ・リベラ、ルフィノ・タマヨなど、中南米を拠点に活躍した画家の作品が展示されています。
古代から現代まで、幅広い作品が1度に鑑賞できるLACMAですが、全部見ようと駆け足になってしまってはもったいないので、「今日はアジアの美術を中心に」「モダンアートづくしの1日にしよう」など、テーマ別に鑑賞するのがお薦め。施設中央にあるパティオ、Times
Mirror Central Courtでのティーブレイクでエネルギー補給しながら、ロサンゼルスが誇る芸術の大海をゆったり漂ってみてください。
Los Angeles County Museum
of Art (LACMA)
5905 Wilshire Blvd., Los Angeles
323-857-6000 http://www.lacma.org/
MAP
開館時間: |
月・火・木 12:00pm-8:00pm |
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金 12:00pm-9:00pm |
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土・日 11:00am-8:00pm |
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水曜休館 |
入館料: |
大人 9ドル |
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シニア(62歳以上)・学生(18歳以上) 5ドル |
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17歳以下 無料 |
LACMAの特別展
〜2004年7月5日
Luxury Textiles East and West : Dress and Identity
世界の特権階級が身にまとった豪華な衣装を展示
〜2004年1月11日
Revisiting the Audrey and Sydney Irmas Collection of Photographic
Self-Portratits
セルフポートレイトのみを集めた写真展
〜2004年9月6日
NANO
ナノテクノロジーと現代美術の接点を探る特別展
〜2004年4月4日
Etre/Opera & Ballets Russes/Dance : Theatre Costume in LACMA's
Collection
ロシアのバレエとオペラ衣装の展示
★得するINFO
●毎月第2火曜日は入館料が無料
●毎週金曜日の午後5時30分からTimes Mirror Central Courtで無料ジャズライブを開催
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<<LACMA1 MOCA>>
(2003年11月16日号より 内容は取材時のものです)
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